上のことば、中学生の頃よく朗読した「雨ニモマケズ、カゼニモマケズ」で有名な宮沢賢治のことばである。

彼は、三十七歳で早世、作品には、今もって国内だけでなく二十二の言語に翻訳され、多くの国で出版されている。 先年、朝日新聞が実施した。「この100年で一番好きな日本人作家」のアンケート調査で、四位に入ったことがあった。 岩手県花巻市にある彼の記念館には世界各国から多くの賢治ファンが訪れている。

八年前の東日本大震災。未曾有の災禍に対して、絶望と無力感に打ちひしがれながらも、東北地方の人々は立ち上がることを忘れなかった。
震災から一か月たったころ、賢治の「雨ニモマケズ」はネット上で四万件以上のアクセスがあったと言われている。 かれの詩や文章には、前に向かって歩んでいこうとする人々の魂を、励まし、ゆさぶる力を与えるのである。

彼は私たちと同じ真宗門徒の熱心な家庭に生まれた。幼少より親鸞の教えに触れ、お寺での行事には積極的に参加して育った。が、真宗の佛教学者、島地大等師の『漢和対照法華経』と云う本に出会い、菩薩精神に傾倒されていったと伝えられている。
佛説無量壽経に、「たとえば、海の水をたった一人で汲みつくし、海底から宝を得たものがいた。そのように、ひたすら道を求めて歩むなら、どのような願いでも得ることが出来る」と説かれてある。

「あなたが救われなかったならば、私も救われないのだ」ということで「佛になってから救うというのではなく、あなたが救われなかったならば、私は、佛に成らない」と云う約束が阿弥陀様の本願である。

南無阿弥陀佛




サイトマップ
TOPページに戻る
Copyright c Shogyoji. All Rights Reserved